オーストラリアで4シーズンプレーする安。今季はパースのソレントFC(NPL WA・豪2部相当)でプレー 安 柄泰(あん びょんて)という選手をサポートしてから今季で4シーズン目になる。今季、安は、オーストラリアの西海岸の都市・パースにあるソレント・FC(NPL WA・豪2部相当)でプレーした。安は在日コリアン3世の日本育ちだ。大阪屈指の進学校から受験で筑波大学に入学した秀才の一面も持ち合わせている。とは言え、激しいプレースタイルが持ち味の安の大学サッカーは、その分岐点において怪我が多かった。
タスマニアでは国内でもトップレベルの競技場で毎週末熱い試合をこなした。
これまでサポートしたエリアを除外するともう残っているのは主要都市レベルで見ると、パースとアデレードしか思いつかない。安はパースに行きたいという。そこから選手としての安に興味を持ってくれそうで、そして安も上位に食い込めそうなパースのチームを一緒に探した。イングランドのトップリーグプレー経験のあるコーチが監督を務める、パースではよく認知されているソレントFCに安の4シーズン目のチャレンジが決まった。 センターバックが基本の安は今季はウイングバックを任されるなど、新しいチャレンジがピッチ上でもあった。そして、「今が全盛期かもしれない」と本人が少し前に話してくれた位、今季の安は良かった。他の競合クラブよりも選手バジェットに劣るソレントFCだったが、最終的にはリーグ戦4位。セミファイナルも勝ち抜き、決勝行きをかけたプレリミナリー・ファイナル(オーストラリアは地域によってそれぞれ特殊なファイナルシリーズが存在する)で死闘を演じ切るまでチームはシーズンを通して走り続けた。チームとしての素晴らしいシーズンを彩ったその中心に、1シーズン複数ポジションでフル稼働した安がいたと言っても良い。 ソレントFCのオリジナルロゴと、今年で創立50年になる同クラブのスペシャルロゴ 安の持ち味は相手も自分も一歩間違えれば怪我をするほどギリギリの競り合いと球際の勝負だ。 選手として人間として安はパースで愛された。NPLレベルのリーグで加入初年度の選手がキャプテンマークを巻くことは殆どない。ソレントFCで沢山の役割と居場所を与えられた安は躍動した。そして安の能力と人間力を正当に評価した監督とクラブにはこの場を借りて感謝とリスペクトの気持ちを送りたい。
パースで充実した時間を送っていた安は、実はシーズン中に、ある外資系会社からオファーを受けた。安は、三カ国語をネイティブまたはビジネスレベルで使いこなせるのに加え、ビジネスマンとしての素養と知性もある。そんな安に興味を持った会社が安をアデレードに呼び寄せた。サッカーとの両立を誓った安は、シーズン終盤にパースと並ぶ主要都市・アデレードに移住した。そして、ファイナルシリーズ時期は距離にして片道2200kmの移動を苦ともせず飛行機に飛び乗り、週末の試合と平日の仕事を二州にまたがってこなす荒業を見事にやってのけていた。 多くの州で生活し、サッカーをしながら人生を研鑽したいと当初から話していた安の想いが実際に形になっている。これまでの足跡をよく知るものとして、安の人生を懸けた挑戦を肯定するし、これからも応援していきたい。 セミファイナル終了後、安堵の表情を見せる安。ムードメーカーかつハードワーカーとして、自分の活きる場所を自らの言動で作っていた。
Ahamad Azzawi has sighed with the Iraqi Premier League Power House Al Zawraa SC. It’s a massive move for Ahamad. His effort and consistent performance with Al Kahraba SC for the past 4 season gave him certain development as a player and wonderful opportunity. You deserved this big step Ahamad. Good luck with Al Zawraa SC.
イラクプレミアリーグでプレーするアハマド・アザウィという選手がいます。 あまり日本ではニュースになっていないかもしれませんが、日本育ちのイラク人選手が中東に位置する国のトップリーグでプレーするというケースは極めて稀だと思います。 何よりも日本でプロ経験を踏まず、大卒後オーストラリアのセミプロ(豪2部相当でリーグMVP/得点王)、フィリピンのプロリーグ(ACL予選でゴール)、そして祖国イラクのトップリーグに移籍していった彼の経歴は、成り上がりと形容しても良いかもしれません。 アハマド選手の目標は兼ねてからイラク代表でプレーする事で、日本の大学リーグで当時無名に近い状態だった頃もその目標を忘れることはなかったと言っていました。とはいえ大学サッカーで活躍しなければJリーグは普通行けない訳で、彼なりの逆算と冒険心、そして決断力で今の立ち位置の基盤を作る事が出来たと言えるでしょう。 現在のクラブのチームメイトや対戦相手からイラク代表選手が選出される現場レベルで、アハマド選手は毎週スタメンを争って試合に出場しています。かつてはイラクの年代別代表からも声がかかるなど、たった1試合の活躍でもう一つ上のレベルから呼ばれるスリリングな世界がイラクや恐らく多くの海外サッカーにはあると思います。 イラクで4シーズン目を終え、束の間のオフに入りますが、来季に向けてまた良い準備をして欲しいと思います。 Ahamad Azzwi who plays for Al Kahraba FC has just completed his 4th season in Iraqi Premier League. Ahamad plays as attacking midfield or defensive midfield with excellent technical ability.
Ahamad was born in Iraqi parents in Japan. He spent majority of his life and junior-youth football in Japan before he decided go to overseas to play professionally, however Ahamad is eligible to play for Iraq as his home country. Ahamad has been dreaming to play for Iraqi National Team while he was growing up in Japan. And now he plays in the top league in his home country. A couple of his team mates have been called up by Iraqi National Team playing for the country. Ahamad is usually competing starting XI positions with these players. We see that his dream/target doesn't look too far. We wish him luck his ongoing football project and good luck for the upcoming season in Iraq. Shota Aizawa has signed with J-League Club Roasso Kumamoto. The season starts in 2 weeks. Good luck Shota. Shota played in NPL QLD last season. 昨シーズン、流通経済大学を卒業後にNPL QLD(豪2部)でプレーした相澤祥太が、ロアッソ熊本(J3)と契約致しました。*ロアッソ熊本公式サイトより 育成年代の頃から地域では注目される存在であった相澤。高校(流通経済大付属柏)での活躍、同大学進学後には日本代表の練習サポートメンバーになるなど、一定の評価がある中、大学卒業までにプロ入りは実現しませんでした。大卒後、縁があり弊社で相澤の活動をサポートする事になり、オーストラリアの2部に相当するNPLでプレー。帰国後は、神奈川県鎌倉市からJリーグ入りを目指す鎌倉インテルに籍を置かせて頂き、これまで日本やオーストラリアで経験してきた環境とは異なる中で本人も多くの事を学んだ事と思います。 "オーストラリアでは半年弱と短い在籍ではあったが、一定の数字とインパクトを残した相澤" そして何より今回相澤がJリーグクラブ入団に至った経緯において、語らなくてはならない事があります。宇留野純氏(写真下)。選手としては、JFLの名門HONDA FCを経て、Jリーグ(甲府、熊本)などでも活躍された実績を誇ります。昨季鎌倉インテルを指導されていた宇留野氏と相澤の出会いが、今回の熊本入団に繋がったと言っても過言ではありません。 "Jリーグ、アジアのプロリーグなどで活躍後、現在はサッカー指導をはじめ、多くのスポーツイベントなどに忙しなく関わっている宇留野氏" 宇留野氏は、相澤の力にいち早く気づき、シーズン終了後(2019年度)に国内クラブに相澤を推薦してくれました。宇留野氏の実績や人望があるからこそ、プロクラブ(特に古巣のロアッソ熊本)と円滑に話をする事が出来たのだと思います。ピッチ上で契約を勝ち取ったのは正に相澤のパフォーマンスによるものとは思いますが、宇留野氏の存在なくして今回の相澤のプロクラブ入りは実現しなかったと言えるでしょう。また宇留野氏は、相澤の件で共に考案してくれた弊社のパートナー・大槻邦雄氏(三菱養和サッカーコーチ)と育成時代(ジュニアユース)の同期であり、また筆者も養和の後輩に当たる立場であり、此処で養和の「和を養う精神」が繋がったと微かに思う次第でもあります。 長らくJ2という舞台を戦ってきたロアッソ熊本ですが昨シーズンからはJ3に舞台を移しています。J3において環境・経営規模も有しているクラブで相澤は即戦力として期待がかかる中、ピッチ上でどれだけチームに貢献出来るのか、選手としての評価を勝ち取るのは、厳しい競争の中を勝ち抜く力とその先について来る結果だと思います。力のある選手が集まるロアッソ熊本での相澤の活躍と、前述した宇留野氏、大槻氏、鎌倉インテルをはじめとした相澤に関わり、応援してくれる多くの方達にこの場を借りて感謝申し上げます。
東京都内で2020年シーズンに向けた説明会を開催します。 弊社Go Zamuraiは、オーストラリアのクイーンズランド州(主にブリスベン、ゴールドコーストエリアで活動)を中心に、セミプロフェッショナルレベルのサッカー選手のサポート事業を行なっています。
2012年頃から選手サポートを開始し、これまで多くの選手のオーストラリアでのサッカー競技活動をマネジメントしております。オーストラリアはトップカテゴリー・Aリーグ(プロリーグ)以外の2部リーグ以下は、いわゆるセミプロとしての選手契約が通例となります。 弊社のサポートを介してオーストラリアで活躍したり、その後別の国へ挑戦を渡った選手たちも多くいます。彼らに共通することは、英語圏の言語・生活において、サッカーを通して成長を重ねた事です。 日本の大学リーグ、実業団、社会人リーグなどで競技をしている選手たちに向けて、新しい可能性と併せて現実的なセオリーを共有するために、来たる10月に都内で説明会を設けました。 説明会参加希望者の方は、以下のフォームに記入・送信お願い致します。 フォーム確認後、説明会当日の詳細をお伝え致します。 オーストラリア サッカー チャレンジ 東京説明会 説明会開催日:2019年 10月 21日 月曜日 時間:午後2時半 - 4時頃 場所:東京都千代田区八重洲(JR・メトロ 東京駅八重洲中央口より徒歩2-3分) 説明会住所:東京都中央区八重洲 1ー7ー4 矢満登ビル 6階 説明会趣旨:現地リーグの構造、多文化・英語環境への順応、海外挑戦の意義などの理解を深めるため。 説明会費用:無料 (軽食・飲み物付き) 説明会申し込みフォーム ご質問などありましたら、上記 説明会申し込みフォーム またはこちらからご連絡下さい(Go Zamurai 代表 三上宛て)。 お急ぎの方はLINEからのお問い合わせも出来ます。 LINE ID: gozamurai(Go Zamurai 代表 三上宛て)
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October 2022
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